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読了本に対する個人的感想。 読書メーターから引っ張ってきたり。 無論、趣味は読書と本屋めぐり。積読本等は随時更新。
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■月魚 三浦しをん
■コンビニたそがれ堂
■黒猫の遊歩、あるいは美学講義
■黒猫の接吻、あるいは最終講義
■黒猫の薔薇、あるいは時間飛行
■氷菓
■フリッカー式
■おじいちゃんと魔法の塔
■英国メイドマーガレットの回想
■故郷忘じがたく候



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■おじいちゃんと魔法の塔
■コンビニたそがれ堂
■氷菓
最初は図書館で出会った。
一目見て惚れて借りたものの、読めずに返した。
二回目は名前を覚えてて、探しだして借りた。きちんと読んだ。

黒猫に、魅了された。

この本はアガサ・クリスティ賞受賞の本なのだが、内容は江戸川乱歩に沿うようなミステリーの数々。

最後の黒猫とその付き人がもどかしい意思疏通をするところが好きだ。
いつも飄々とする黒猫の真意は計り知れないが、何事にも意味を持たせるのだなあ、なんて感心してしまった。

なんとも言えないドキドキと、薄く見える淡い恋に此方も一緒にドキドキできる。



この本を読み終わると、なんとも言えない幸福感が出てくる。
よくわならないままなのに、それはいつの間にか此方を巻き添えにしてこの黒猫の世界に連れ込んでしまうのだ。


美学、というのを知らなかった私にとってはなんとも不可思議な出会いだった。
そして、それに、惹かれた。

つまるところ、私は美学の虜になったのだと、思う。
美学という学びに出会ってそれをよく知りたいとする。

今度、それらしき本でも読もうかと思ったが、こちらの続刊を読むことにする。
感動した。
上映中、三度も涙したのはこの映画だけだろう。

ただひとつのパンを盗んだだけでその生涯のおよそ三分の一を奪われた囚人が改心し、善人となり、彼をずっと追いかける正義に生きる警部が自分を見失ってしまうという、(大まかに言えば)話だ。
ヴィクトリア=ユゴー「レミゼラブル」(「ああ無情」)を原作におき、ミュージカルに仕立ててある。

何より特筆すべきはその迫力である。
実際にこの映画は役者が歌いながら演技をする。これは実に特殊だそうだ。

だから、なのだろうか。

彼らの考えや心の動きがより一層、スクリーンの中から飛び出してくる。
そして此方に訴えかけるのだ。

本当の正義とはなんだ?
善とは?
悪とは?

そして、あなたは誰だ?

また、若い学生が革命を起こそうとする場面があるのだがそこがまたよかった。
若い血潮みなぎる彼らが一斉に蜂起する様は圧巻ではあるが、同時に青春の儚さと現実の惨さを見ることになった。

声、声、声のアンサンブルに加えて台詞の訳もまた、このミュージカルを理解するには大切なことであったことにほかならない。

とにかく、素晴らしい。

是非、もう一度足を運びたいと願っている。
この度此方にお引っ越ししました(笑)
なんとパスワードを忘れる大失態\(^o^)/

引き続きよろしくお願いいたします。
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